歩くという行為は、非常に多くの健康効果が期待できることはご存知だと思います。
では、歩く時間が変わると、体の中ではどのような変化が見られるのでしょうか。
1分~5分
最初の1歩を踏み出すその瞬間から、歩くために身体を温めようとします。
歩き始めると、あなたの心拍数は、毎分70から100に上がり、
血液のめぐりが良くなることで、身体がすっと動くようになるでしょう。
たった5分間ですが、それだけで、うつ病になるリスクを減らし、
毎分3~4キロカロリーを消費し始めます。
6分~10分
この時点で、体は、毎分5~6キロカロリーを燃焼し始めます。
血液の循環が良くなり、運動中の筋肉にたくさんの酸素が送られるようになります。
歩いて行くにつれて、もっと長く運動できるように、
心臓や血管が血圧を調整してくれます。
ちなみに、認知症や、心臓病などのリスクを下げる
効果が出始めるのもこのくらいです。
10分~20分
10分~20分歩き続けると、さらに体温が上がり始め、
血行が良くなり、温まってきて、汗をかき始めます。
さらに呼吸が深くなり、毎分7キロカロリーを燃焼するようになります。
動脈硬化や、骨粗しょう症になるリスクが軽減します。
21分~45分
21分から45分歩くと、脳が天然の鎮痛成分であるエンドルフィンを
放出するので、ストレスから解放され、どんどんリラックスしていきます。
この段階になると、燃焼されるエネルギーがもっと増えて、
血液中のインスリンの値が大幅に低下していくことで、
糖尿病のリスクを軽減させます。
体重を減らしたい人や、モヤモヤした気持ちを抱えている人、
甘いものを好んで食べる人は、このくらい長く歩くのがおすすめです。
45分~60分
ここまで歩くと、体がジンジンと温まっていることを体感できます。
血流がされに良くなり、脂肪の燃焼が進み、
酸素が体内に行き渡るようになります。
それだけでなく、不要な脂肪が落ちて、
免疫力も高まります。
太陽の下で歩けばビタミンDも生成されて、
とても爽快な気分になることでしょう。
これらの効果によって、抗うつ剤と同じくらいの
効果が得られることもわかっています。
以上が歩くことによって得られる効果です。
ぜひ、歩くことを習慣にしてみてください。