みやじ整骨院コラム

2019.09.02更新

夏バテとは、高温多湿な日本の夏の暑さからくる体調不良のことです。

 

主な自覚症状として、「疲れがとれない」、「食欲がなくなる」、

「よく眠れない」などがあります。

 

高温多湿の環境の中で体温を一定に保とうと自律神経がフル稼働することで疲弊し、

自律神経の乱れを引き起こすことが原因と考えられています。

 

また、暑い屋外と涼しい室内のエアコンによる冷えの温度差も

自律神経を乱れやすくしています。

 

 

夏バテの原因

 

  ・エアコンで冷えることで血行不良になり免疫力が低下する

 

  ・室内外の温度差で自律神経が乱れ、体のだるさを感じる

 

  ・エアコンなどで汗をかかないことで体内に熱がこもる

 

  ・暑さで寝苦しく睡眠不足になり疲れが取れない

 

  ・ビールや炭酸飲料など、冷たい物の摂り過ぎで消化器官が低下し食欲不振になる

 

このようなことが、挙げられます。

 

 

夏バテ対策のポイント

 

 対策として4つのポイントがあります。

 

  ・不足しがちな水分をしっかり補給すること


  ・ぐっすり眠ってカラダを休めること


  ・軽い運動をして発汗能力を上げること


  ・栄養バランスの良い食事をとること

 

 

水分補給は「早め・こまめ」を意識する

 

暑くなって大量に汗をかくと水分と塩分が失われます。

 

失った水分と塩分を早めに補わないと、発汗が止まり、

体温が異常に高くなる熱中症に陥ります。

 

水分の摂取量が少なく、喉の渇きを感じるまでに時間がかかる高齢者や、

体温の調整機能が未熟な子どもには、特に注意が必要です。

 

熱中症対策には喉の渇きを感じる前の「早め・こまめ」の水分補給がポイントです。

 

喉が渇いたと思ったときにはすでに脱水が始まっているので、

少ない量でもこまめに水分を摂るようにしてください。

 

また汗をかいて水分が失われやすい外出(外歩き)や就寝の前は、

コップ1杯程度の水分を補給するようにしてください。

 

大量の汗をかいて塩分も多く失うときは、真水ではなく適度な塩分と糖分を含み

吸収率にも優れた経口補水液やスポーツドリンクを活用しましょう。

 

※ビールなどのアルコールは脱水作用があるため、水分補給には適しません。
また、炭酸飲料などの飲みすぎは糖分の摂りすぎにつながるため注意が必要です。

 


眠りの質を上げる工夫をしよう


疲れをとるためには、ぐっすり眠ることも大切です。

 

寝室内を快適に保つために、室内の温度は約28度、湿度は50-60%を目安に、

エアコンや扇風機も活用してください。

 

扇風機は風が直接からだに当たらないように注意してください。

 

 


軽く汗ばむ程度の運動がおすすめ


ヒトは発汗で温度調節をしているため、汗をかく能力を高める

ことも「夏バテ」の予防につながります。

 

軽く汗ばむウォーキングや軽いジョギングなどを15〜20分ほど

行うと、汗腺が開いて汗をかきやすくなります。

 

汗をたくさんかいたときは、水分補給をしっかりと行いましょう。

 

また、真夏の炎天下で運動するのは熱中症のリスクが高く危険ですので、

気温が低く、日差しも弱めの早朝や夕方以降に行うことをおすすめします。

 

 

まだまだ残暑が続きますので、体調管理をしっかり行っていきましょう。

投稿者: みやじ整骨院