みやじ整骨院コラム

2019.01.21更新

無酸素運動とは、短時間に強い力を発揮する運動のことです。

 

無酸素運動とは運動中に呼吸をしていないということではありません。

 

筋を収縮させるためのエネルギーを、酸素を使わずに

作り出すことからこのように呼ばれています。

 

 

筋を収縮させるための直接的なエネルギー源は

アデノシン三リン酸(ATP)です。

 

安静時から筋にはATPが蓄えられており急な運動時に

すぐに使えるようになっていますが、 蓄えられている

量には限りがあるためすぐに枯渇してしまいます。

 

 

運動を続けるためには、筋肉中のグリコーゲンや

血液や肝臓に蓄えられたブドウ糖をエネルギー源に、

新たにATPを作り出します。

 

取り込まれる酸素の量が不足している状態でも

ATPを作り出すことができますが、ATPを

作り出す過程で同時に乳酸が生じます。

 

このように作り出されたATPを利用して

運動をすることを無酸素運動といいます。

 

 

高強度の無酸素運動を持続できる時間は1~3分程度で、

 さらに運動を続ける場合には十分な酸素が必要となります。

 

 

無酸素運動の効果

 

  無酸素運動は短時間しか継続することができませんが、

  大きな力の発揮や速い運動を行うことができるため

  筋線維の中でも特に速筋(タイプⅡ線維、白筋)

  が使われます。

 

  速筋は速い速度で強い力を出すことができますが、

  酸素を利用したエネルギー生産能力やATP利用効率は

  低いことが特徴です。

 

 

  速筋は加齢にともない萎縮しやすいことも特徴のひとつですが、

  速筋は無酸素運動の際に働くため、無酸素運動を行うことで

  年齢に関係なく速筋の筋量・筋力を高めることができます。

  

  速筋の筋量・筋力と、障害の有無や転倒リスクには

  関連があることが明らかになっているため、健康や

  体力の維持のために無酸素運動は欠かせない運動といえます。

 

 

無酸素運動の種類

 

  無酸素運動とは、大きなパワーで比較的短時間で行う運動を指します。

 

  筋肉量を増やし基礎代謝を高める運動であり、

  短距離走や高負荷な筋力トレーニング、

   ウエイトリフティングや投てきなどの

  短時間かつ運動強度の高いものが

  あてはまります。

 

 

無酸素運動のポイント

 

  無酸素運動は決めた回数の運動を、余力を残さない

  ように全力で取り組むことが重要です。

 

  無酸素運動を繰り返し続けることで筋肉自体の強さが増し、

  動作スピードの向上や筋力強化が望めます。

 

 

無酸素運動の注意点

 

  ご高齢の方やウォーミングアップ不足、高血圧疾患の人は要注意です。

 

  筋肉を痛めてしまう可能性や、運動後の心臓発作(狭心症や心筋梗塞)や

  急激な血圧上昇などのリスクを伴う場合があります。

 

  十分なウォーミングアップを行い、ご自身の健康状態を

  確認してから行いましょう。

 

 

有酸素運動と無酸素運動の違い

 

  有酸素運動は酸素を使用し時間をかけて行う継続的な運動、

  無酸素運動は酸素を使用せず短時間で行う

  強度の高い運動のことです。

 

  これらの大きな違いはそれぞれの運動で使用するエネルギー源

  と考えられており、有酸素運動では脂肪酸、無酸素運動では

  グルコースが主に利用されています。

 

  ダイエット目的なら緩やかに長時間運動できる有酸素運動、

  ウエイト・筋量アップ目的ならパワーがつけられる無酸素運動と

  使い分けて見てください。

 

投稿者: みやじ整骨院